Sweet Life
――
―
唇が離れ
私はクタクタ状態。
樹に凭れて
「ハァハァハァハァ」
「大丈夫か?」
「ば、馬鹿」
涙まで出てきた。
「フッ 悪かった。お前があまりにも可愛いから」
「な、何を」
樹は涙を唇で拭い
「なぁ」
「うん?」
「抱いていいか?」
……
…
「は、はぁ?」
慌てて離れ
「か、帰る」
ソファーから急いで立ち上がる。
腕を掴まれて膝の上に。
「冗談だって」
「……」
私の不信感漂う目を見て