Sweet Life
ゆっくりアフタヌーンティータイムを済ませ
時間はもう夕方
日本との時差は8時間だし昼前の飛行機に乗って…そうだよね、夕方だよね。
日にちは損してないけど、やっぱり眠い。
「今日はもう何処へも行かないで家でご飯にしましょう」
「そうだな。二人とも疲れてるだろうから晩御飯が済んだらホテルに送って行くよ」
ありがとう、お父さん。
菜摘はもういつでも寝れそうです。
「もうちょっと起きとけよ」
「えっ?」
樹が耳元で
「ホテルに行くまで我慢しろ」
「う、うん」
…バレてたのね。
――
―
晩御飯を済ませお父さんの車でホテルへ
ロビーで
「じゃあおやすみなさい」
「おやすみなさい」
「あ、樹君、明日ご両親を迎えに行くから」
「いや、そんなご迷惑は。俺が行きますから」
「そんな遠慮はいらないから。樹君には車はないだろ。大丈夫。ちゃんとお連れするから」
「ありがとうございます」
「うん」
お父さんが樹の肩を叩いて
「じゃあな。ゆっくり休みなさい」
「うん、お父さん ありがとう」