Sweet Life



―――


――





「ぅ、ぅう~ん」


目が醒めたら明るい陽射しが射し込んで


もう朝なんだな。


隣を見ると樹が気持ちよさそうに寝ている。


いつ寝たのかしら?


全く分かんなかった。


寝顔は当たり前だけど眼鏡は外していて、いつもの皮肉家さんの顔とは違い穏やかって言うか優しい綺麗な顔をしている。


学校でもこの顔なら『鬼火浦』なんて言われなくてすむのに。


あ、だけど樹に惚れちゃう子とかも出てくるわね。


それは駄目だ。


樹は私だけのもんなんだから。


多少性格が悪くてもスケベで変態でどSでも私には大事な旦那様なんだから。


フフフ…


そっと樹の頬に触れて


お肌スベスベだなぁ。


唇に触れて


樹の唇の形もいいんだよね。


起きないかな?


うん、大丈夫だよね。


よく寝てるし。


そっと唇に唇を重ねた。




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