Sweet Life



「菜摘って!お前の言うように抱かないから」


何か剣のある言い方だよね。


「最後までしないから触るぐらいは」


「へ、変態」


樹の手を振りほどいてベッドから降り



「シャワー浴びてくる」


「一緒に」


「ずぇ~ったい駄目!」


バスルームのドアを開けて


「クッククク…ハハハ…」


樹の笑い声が響いている。


シャワーの栓を開き勢いよく出す。


本当に樹はスケベだ。


あれでよく教師なんてやってられるよね。


ま、学校では誰も樹の真の姿を知らないもんね。


――





ふぅ、さっぱりした。


バスルームを出て


「俺も浴びてくる」


「どうぞ」


樹がシャワーしてる間に髪を乾かし服を着替え


ガチャッ!


「もう着替えたのか?」


「うん。早くご飯に行こうよ」


樹に対して怒ったり呆れたりしてたらお腹が減った。


「相変わらず色気より食い気だな。ちょっと待ってろ」


何か酷い言われ方。


誰のせいだと思ってんのよ。




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