Sweet Life
「た、樹」
「フッ」
樹が優しく微笑んでいる。
抱きつき
「やっぱり大好き」
「ん?やっぱりってなんだ?」
なんでそこに食いつくんでしょう?
「ん?」
「た、例え勉強でしごかれても鬼でも好きです」
「鬼?」
あっ!ヤバい。
「俺は鬼ですか?」
いや『鬼』と噂されてること知ってるでしょうに。
「菜摘」
ピトッ
胸に顔を押し付け
「知らない」
「フッ バ~カ」
強く抱き寄せてくれた。