Sweet Life



お料理はイギリス料理…じゃなくフランス料理


う~ん美味しい。


こんなのそうそう食べれないからよく味わっておかないと。


「美味いか?」


「うん。それにシャンパンも美味しいね」


「そのグラス分だけだぞ。それに一気に飲むなよ」


「うん」


分かってますって。


前のビールの時のようにはならないわよ。


メインのお肉も柔らかくソースもほんとに美味。


幸せだわ。


だけど


「明日はもう最後だね」


「だな」


明後日には私達は日本へ


お義父さん、お義母さん達はカナダへ戻る。


「寂しいか?」


「…少しね。またお父さん達とも暫く会えないし、樹のお義父さん達とも」


「そうだな」


「樹は寂しくない?お義父さん達と会えなくても?」


「お前なぁ。俺はガキじゃないぞ」


いや誰もガキなんて言ってませんよ。


「それにな」


「えっ?」


「俺にはお前がいる」


「えっ?は、恥ずかしいよ~」


真面目な顔でさらりと言われても


「クッククク…お前、真っ赤」


分かってます。


熱いもん。




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