Sweet Life



お湯もちょうど張れたのでバスタブへ



樹が顔と髪を洗うのを見ていると


「ん?」


視線を感じたのかこちらを向く。


「ううん、なんでもない」


「俺の体に見惚れてんのか」


「ち、違うよ」


相変わらず自惚れてるんだから。


「ふ~ん。物欲しそうな目してっけど」


「え、えっ?ち、違うよ。そんな」


恥ずかしくて手で顔を覆う。


バシャッ!


「菜摘」


樹がバスタブへ


私の後ろに回り引き寄せる。


「あっ」


樹自身を感じる。


「俺はお前が欲しいんだけど。分かってるよな」


耳朶を甘噛みして唇は首筋へ


指は胸を…


「ハァ~」


「感じてる?」


「ば、馬鹿~そ、そんなこと…アッ…」


もう片方の手は…



「だ、駄目だから、此処じゃ嫌だから」


「ん?嫌か」


「逆上せる」


「相変わらず我が儘な奴だな。ぼら、立て」


引き上げらバスルームから出された。




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