Sweet Life
体を拭いて
「キャッ!」
裸のまま抱き上げられた。
「樹、か、髪乾かしてない」
「煩い奴だな。ムードも何もない。だから風呂なんか入らずに」
「樹」
ぶつくさ言ってる。
「仕方ねえな。さっさと乾かせ」
私を降ろしバスローブを羽織らせて
だいたいズルいんだよ。
私だけ裸で自分はバスローブを羽織ってるんだもん。
「ち、ちょっと」
ドライヤーをかけてる間もバスローブの胸元から手を差し入れて触ってる。
「た、たつき~」
敏感になってる体は少し触れられただけで電流が走ったような気がする。
ドライヤーを止めて
「樹…」
抱きついて
「キ、キスして」
体が…熱い。
私から唇を押しつける。
樹は一瞬驚いたようだけど…
私の口内に舌を差し入れ激しく…
その間に抱き上げてベッドへ