Sweet Life



樹の胸にすりよって


「樹」


「ん?」


「…何でもない」


「フッ 変な奴」


髪を梳きながら


「お前もだんだん女になってきたな」


「…私、生まれた時から女だよ」


「ば~か。それは分かっている」


「フフフ…そうだね」


「…お前はまた」


「えっ?」


私の手を押さえて


「あっ、ごめん」


また樹の胸を弄ってた。


無意識なんだけど…


「触って」


「えっ?」


「俺に…お前の好きなように触って」


『好きなように』って


「菜摘」


「うん」


上半身を起こして樹の胸に口をつける。


樹がいつもしてくれるように…


男の人の胸も…


フフッ


唇を下げていきお臍を…


……





顔を上げ


「た、樹」


「ん?」


閉じていた目を開けた樹の瞳は…欲望に煌めいているようで…





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