Sweet Life



「菜摘…熱いか?体が赤く染まってんぞ」


「ば、馬鹿!」


樹の指が私の体を優しく這っている。


その後を唇が…


「ハァ~ハァ~」


私の体は樹が触れる度に


ピクッピクッと


「た、たつき~」


空を掴むように手が動く。


その手を握りしめて


「菜摘…言って」


何を言えと?


私の頭はまた何にも考えられなく…


「俺が欲しいって」

「たつき~」


何でそんなことを言わそうとすんのよ。

や、やっぱり どSだぁ~


「ん?菜摘」


樹の指はいつの間にか私の…


「た、たつき~は、恥ずかしい」


「こんなに……淫らだな」

「た、樹のせいなんだから…樹が私を…ハァ~こ、こんなにいやらしくしたんだから…ヒック」


むず痒いような気持ちいいような…でも物足りないような…


それに樹が恥ずかしいことばかり言って私を苛めるやらで…知らず知らず泣いていた。


「菜摘」


涙を唇で拭いながら…


でも指は…




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