Sweet Life
朝
三人でご飯を食べて
「じゃあホテルに行きましょうか?」
「う、うん」
これでまた暫く会えない。
「菜摘、貴女はもう奥さんなんだから」
「うん」
「これからは樹さんに何でも相談するのよ。貴女の帰る場所は樹さんの所なんだから」
「お母さん」
何だか涙が…
「菜摘、泣き虫はそろそろ卒業しないとな」
「お父さん」
泣かせてるのはお父さん達じゃない。
「菜摘」
お母さんが涙を拭ってくれ
「さ、行きましょう。目を赤くしてるとまた樹さんにからかわれるわよ」
「もう、お母さんは~」
本当はお母さんもちょっと泣きそうな顔をしている。
やっぱり寂しいんだよね。
いけないいけない。
私が泣いちゃ。