Sweet Life



なんて考えてると


―!


唇を奪われた。


押し退けようとするんだけど、がっちりホールドされている。


その内に樹の舌が私の口内に入り込んだ。


「ン…」


キスは深まり


……





や、ヤバい。


このまま流されたら…


再び押し退けようと身悶えして


「ハァ~」


やっと唇が離れた。

「もう何すんのよ」

「何ってキス」


それは分かってますが本格的にすることないじゃないですか。


「まだ時間あるだろ」


そんな問題じゃないです。


本当に


「このスケベ」


樹をベッドに倒して部屋を出て行った。

……





そりゃ私だってキスは嫌いじゃないし、樹に抱かれるのも嫌じゃない。


今日が休みとかならともかく…これから合宿だよ。


もしキスマークとか付いたらどうすんのよ。


それに…愛されたりしたら私…変になってみんなに会えないよ恥ずかしくて。


そこら辺の微妙な乙女心を樹にも分かってほしいもんだわ。



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