Sweet Life



「勝手にパジャマ着てんじゃねえよ」


いきなりドアが開いて


樹も腰にバスタオルだけ。


「えっ?で、でも」


樹が迫って来る。


「あ、アイスクリーム」


「食いたいんだろ」


「うん」


樹から受け取ろうとしたら


「ベッドに入れ」


えっ?ベッドに入って食べていいんだ。


「うん」


ベッドに入り、布団を胸まで引っ張りあげ…いくら貧弱な胸でも隠さないと。


樹も入って来てアイスクリームの蓋を開け


私が手を出したら


スプーンにアイスを掬い


「ん」


「えっ?」


「食わしてやるから口を開けろ」


「あ、うん」


珍しく優しいじゃない。


口を開けるとアイスーが…


う~ん美味しい。


もう一口


パクッ!


フフフ…幸せ

また口を開けると














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