Sweet Life
みんなそれぞれの駅で降り私は唯ちゃん 紗英ちゃん杉下君と同じ駅
暫くは4人で
「じゃあ菜摘またね」
「杉下君も」
「あぁ。お前等も気をつけて帰れよ」
別方向の唯ちゃん紗英ちゃんと別れて杉下君と歩き出す。
「高原どうした?」
「えっ?」
「うん、何か元気ないみたいだから」
「ううん大丈夫。ちょっと疲れたかな」
「合宿の疲れが出たかな」
「そうかも」
交差点に差し掛かり
「じゃあ杉下君」
此処から別方向になる。
「送ってくよ」
「えっ?い、いいよ。もうそこだし。杉下君遅くなっちゃうよ」
「俺は男だから大丈夫!それより高原の方が心配だ。女の子だし、それに本当に 疲れてるようだし」
「……」
「なっ!」
「…うん。ありがとう」
杉下君は優しい。
これ以上断ることは出来ない。
「じゃあ行こう」
「うん」
私のマンション目指して歩き出した。