Sweet Life
「菜摘」
「昨日…夕べ…ヒック…」
「ん、夕べどうした?お前が飯を食って来ていいかって電話で聞いてきたよな」
「た、樹は…夕べ何処で誰とご飯食べたのよ?」
「……」
「し、正直に言ってよ」
嘘ついたって誤魔化されないんだからね。
「夕べは…お前が電話してきた時、俺まだ学校にいた」
「ヒック…」
泣きすぎて喉が痛い。
「まだ何人かの先生が残っていて金曜日だから飲みに行こうって話しになって」
「……」
「飲みに行った。それがお前の気に触ったのか?いや、お前知らなかったよな」
不思議そうに私を
「そ、その中にた竹田先生…いたんでしょう?」
「あ、あぁ。男ばっかりだったんだが、 学校を出る時に出くわして行きたいっ て。無下に断るのもなんだし」
竹田先生とは初めから一緒じゃなかったのか。
でも…