Sweet Life
「誰が『変態ダーリン』だ?」
…へっ?
「た、樹!いつ帰って来たの?」
振り向くと其所には…変態ダーリンがいました。
って馬鹿なことを言ってる場合じゃないよ。
「ん?お前が一生懸命に勉強してるのに 邪魔しちゃ悪いからインターホン鳴らさ なかった。なんたって優しい旦那だからな。誰かさんが言うような変態ダーリン じゃなくて」
うっうぅぅぅ~
私ったら知らず知らずに声に出してたのね。
これも私があまりにも素直ないい子の証拠だわ。
「ん?菜摘さん。トリップしてないで」
へっ?
あ、いけない。
怒られるのが分かってるから無意識に他のことを考えていた。