Sweet Life
お風呂から出て
樹はソファーでビールを飲んでいる。
私、どうしたら
「ん、あがったのか」
「あ、うん」
「此処に座れば」
「あ、うん」
ミネラルウォーターを持って隣に。
「……」
「……」
や、やだ。
緊張してる。
「菜摘」
「ヒ、ひゃい」
「……」
あ、声がひっくり返っちゃった。
「何、緊張してんの?」
「えっ?あ、いや何でも」
段々…俯いていく。
首に手を掛けられ耳元で
「心配すんな。野獣みたいに襲わないから」
ビ、ビクッ!
顔を上げ樹を
「フッ」
いきなり唇を奪われた。
唇をこじ開け口内へ
私の舌を探して…つついて…絡めて…
「フゥ…ァ~」
唇が離れ…
「いいか?」
「……」
「菜摘?」
何も話せなく…ただコクンと頷き樹の首にしがみついた。