Sweet Life
抱き上げられて寝室へ
ベッドにそっと寝かされ樹も横に
「あ、明かり」
「ん?」
「け、消して」
「嫌!」
「……」
「フッ そんな恨みがましい目で見んな。分かったよ」
明かりを落とし
「これでいいか?」
「ゥン」
髪を優しく撫でて…その指が頬に唇に
そっと触れるだけのキスを何回も落とし
私の緊張が解けるのを待ってる。
樹の唇はこめかみに瞼に頬にそしてまた唇に
「ハァ~」
私が溜め息を零したのが合図のように樹の舌が入って口内を…
「ファ…ゥゥン」
唇が離れ
「エロい声」
「ばかぁ~」
自分でも信じられないような甘えた声が
「ヒ、ヒャァ」
耳に舌を…
「た、たつき~」
「クククク…」
首筋に顔を埋めて
「あっ!」
スエットの裾から手が!
ブラの上から胸を
「…アッ…」
指はいつの間にかブラを外されて…直に触れられている。
「アッ」
変な声が零れる。
慌てて唇を噛み締めると
「唇が傷つく。俺の唇なんだから傷つけんな。それより…声を聞かせて」
「……」
「その甘い声で…呼んで」
「……」
「俺の名を」