Sweet Life



抱き上げられて寝室へ


ベッドにそっと寝かされ樹も横に


「あ、明かり」


「ん?」


「け、消して」


「嫌!」


「……」


「フッ そんな恨みがましい目で見んな。分かったよ」


明かりを落とし


「これでいいか?」


「ゥン」


髪を優しく撫でて…その指が頬に唇に
そっと触れるだけのキスを何回も落とし

私の緊張が解けるのを待ってる。


樹の唇はこめかみに瞼に頬にそしてまた唇に


「ハァ~」


私が溜め息を零したのが合図のように樹の舌が入って口内を…


「ファ…ゥゥン」


唇が離れ


「エロい声」


「ばかぁ~」


自分でも信じられないような甘えた声が


「ヒ、ヒャァ」


耳に舌を…


「た、たつき~」


「クククク…」


首筋に顔を埋めて


「あっ!」


スエットの裾から手が!


ブラの上から胸を


「…アッ…」


指はいつの間にかブラを外されて…直に触れられている。


「アッ」


変な声が零れる。


慌てて唇を噛み締めると


「唇が傷つく。俺の唇なんだから傷つけんな。それより…声を聞かせて」


「……」


「その甘い声で…呼んで」


「……」


「俺の名を」




< 71 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop