Sweet Life
朝、目覚めると隣に樹が寝ていた。
……
…
ほんの数時間前のことがフラッシュバックして
あ~恥ずかしい。
ど、どんな顔して樹に会えばいいのよ。
静かにベッドから出て着替えを済ませ家を出る。
行き先は二階上の私の実家。
鍵を開けて自分の部屋に。
ベッドに腰を降ろし
はぁ~
ホントにめちゃめちゃ恥ずかしい。
何か私…変なこと言ってないよね。
してないよね。
殆ど覚えてない。
覚えていることって…痛かったことと、段々と痛みはなくなって…何か変な気持ちになったこと。
くすぐったいような、気持ちいいような…でもとても熱くて、体がまるで燃えてるようで
変な声もいっぱい出しちゃったし。
きっと煩い女だなとか思われたよね。
あ~どうしよう。
樹に呆れられてたりしたら。
もう触るのも嫌だとか思われたりしたら。
だ、だって私は高校生で樹は大人だもん。
私は未経験で樹はたぶん経験豊富だもん。
も、もしもよ。
今までの人と比べられてたりしたら。
あ~
嫉妬よりも落ち込む。