てがみ~未来への約束~
ふと胸の辺りに別のぬくもりを感じる。

「!」

最初は服の上からだったそれは、

次第に動きを増し、

気付けば服の中へと進入していた。

「ん、んんっ……」

直接感じるその動きに、

私は思わず身をよじる。

ふわふわ、

コロコロ、

いろんな動きをするそれに、

だんだんと私の意識も遠のいていく。

「んふ……。あっ……」

――もう、ダメ。

そう思った時、

それがすっと消えてなくなった。

我に返って、

ぼうっとした視線を泳がすと、

かーくんと目が合った。

「続きは、また今度。

 もう戻らないと、

 みんなが心配しちゃうから」

そう言ってかーくんが微笑んだ。







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