てがみ~未来への約束~
かーくんに逢いたい。


かーくんの声を聴きたい。


でもそれは、

今の私には難しい。


社の誰もが私とかーくんの関係を

そして羽村さんとの関係を

知られてしまった今、

お互いの距離は格段に遠くなった。


かーくんを待ち伏せしようか

とも考えたけれど、

首を横に振って

そのまま会社を後にした。


家に帰ってさっさと休んじゃおう。


今日はどっと疲れちゃった。






< 218 / 274 >

この作品をシェア

pagetop