てがみ~未来への約束~
「結局、自分の地位を

 守ったじゃねーか、課長さん。

 それでつぐみちゃんを

 守ったとでも思ってるのか?」


「今回の異動は僕じゃなく、

 人事課が決めたことだ。

 つぐみを守る件とは関係ない」


「ただの言い訳にしか

 聞こえねーけどな、課長さんよ」


羽村さんがかーくんを小ばかにする。


それが許せなくて、

気付くと

私は羽村さんを突き飛ばしてた。


私の思いもよらぬ行動に、

かーくんも

羽村さんも

言葉を失っていた。






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