てがみ~未来への約束~
「つぐみちゃん?」


「つぐみ……」


それぞれに私の名前を口にする。


でも私は、

視線をどちらにも向けることができずに

思いのまま叫んだ。


「もう、今日は私のこと

 そっとしておいてください!」


それだけ言うと、

私はその場を逃げるように去った。






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