てがみ~未来への約束~
そんな課長に怯むことなく、

私は営業スマイルを作って

ビール瓶を差し出す。


「これからよろしくお願いします」


差し出されたビール瓶に、

課長はすでに空になっていた

コップを私の前に突き出した。


「ほう。

 まぁ、よろしく……」


コポコポと注がれるビールが、

今の私の不安を表しているようだ。


これだけいろんなタイプの

人が集まっている部署に、

私は本当に馴染めるのだろうか。


その不安が

どんどん膨らんでくばかりだった。



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