てがみ~未来への約束~
課長がかーくんなワケないよね?


私の知ってるかーくんは、

優しくて、

いつもニコニコしてて、

いつも私を大切にしてくれて……。


こんな無愛想な人じゃなかった。


だからただの

同姓同名の別人物なんだ。


私は自分にそう言い聞かせるように

大きく頷くと、

飲みかけのビールを一気に飲み干した。



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