レンタマ
ビルの3Fに俺の仕事場はある。簡単にいうとパソコンを使ってあらゆる情報を処理していく仕事だ


「おはようございます」

「おはよう、今日はへましないようにしろよ」


ギロっとお腹の出た社長に圧力をかけられる。
仕方がない、ここのところ俺は失敗続きだ


去っていく社長を見送る

「ホレ、引き締めろよ」

「うるせー、啓太」


ひょいっと投げられたコーヒーをキャッチする
あぶねーな、落としたらどうすんだ


「おい、ハジメるぞ」


「「ハイっ」」


自分の席につく。
げ……
書類が山積みだ、これは残業か


とりあえず書類を一つ手にとった


っ!?
ドクンっドクッ

はっッ!はっ、はぁ……
心臓が変な脈の打ち方をした
息がしづらい


「おい、大丈夫かよ」


「大丈夫、(ちょっとくるしかっただけ)仕事に支障でないし」


あれ?
今、しゃべったの俺じゃない。きっとおれだ
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