Sweet Life(番外編)



「火浦先生、竹田先生」


背後から二人に声をかけた。


「あら高原さん」


「こんばんは。今からお帰りですか?あ、それともデートですか?」


顔に笑みを貼り付けて


「高原さん大人をからかうもんじゃないわよ。ねぇ火浦先生」


でも満更でもないくせに。


顔が嬉しそうですよ、竹田先生。


「高原、俺達は仕事だ。デートなんて言ったら竹田先生に失礼だし」


「あら私は」


「俺の彼女にも失礼だ」


「「えっ?」」


私と竹田先生の声が重なった。


「俺の彼女はな、どうしようもないヤキモチ妬きなんで冗談でも竹田先生とデートなんて耳に入ったら大変なんだからな」


分かるか分からないくらいに口角の片方を上げてニヤリッと。








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