Sweet Life(番外編)
晩飯を食い終りリビングへ
鼻を近づけると本当に甘い薫りが。
「ありがとうね約束守ってくれて」
「当たり前だ。俺は守る男だ」
「うん」
約束とはこの間のテストで百点を採れたら何でも(常識範囲内で)買ってやると。
まさか本当に採るとはな。
この数学嫌いが。
しごいた甲斐があるってもんだ。
だがコイツの欲しい物が「チョコレートコスモス」だと。
何だそれ?本の題名か?
聞いたらコスモスの種類だそうだ。
とにかく花屋に行き…案外入荷されないらしく5軒目にしてやっと。
だが余裕を咬ます。
はぁ~数学教師の俺の嫁が数学嫌いとは…
こうして飴と鞭でいくしかないな。
ん、どうした?
俺をじっと見つめて。
惚れ直したか。
いきなり俺の頬をペロリ
「ね、お弁当つけて何処行くの?」
*END*