Sweet Life(番外編)
「お嬢様、お茶の支度が出来ました」
「ありがとう」
ソファーに座り
「今日のお茶はダージリンでございます。スイーツはマロンクリームのロールケーキでございます」
「あら、気が利くこと。よければお相伴どうぞ」
「ありがとうございます」
私の向かいに腰を下ろし
「お嬢様、先にお召し上がり下さいませ」
「えぇ、頂くわ。貴方もどうぞ」
「ありがとうございます」
カップを手に取り口に運ぶ。
う~ん いい香り。
ロールケーキも美味しいし。
あ~幸せ。
――
―
うん?何か視線が。
顔を上げると恨めしそうに私を見てる瞳とぶつかった。
「これ、お嬢様をそんな目でみるもんじゃありません」
仮にも貴方は私に従える執事でしょうが。
「菜摘、もう終わり。止めっ!」
ぶつくさ言いながら上着のボタンと蝶ネクタイを外す。
「ち、ちょっと~約束破るの?学校の先生が?」
「……」