Sweet Life(番外編)
「いらっしゃいませ」
お店に入り
あ~目の前できんつば作ってる。
な、何とここのきんつばは芋きんよ、薩摩芋。
甘い匂いが刺激する。
食べたい。
「どれがいい?好きなだけ買ってやる」
オ~マイダーリン!何て寛大な。
「きんつば五個と芋きん五個下さい」
「はい」
「お前、二人で十個」
「えっ少なかった?」
「じゃなく多いだろ。一人で五個食うのか?」
あら嫌だ。
好きなだけ買っていいって言ったのに。
ダーリンこそボケてるわ。
「五個食べんの?じゃあもっと買わないと」
「ちょっと待て。お前一人で十個食う気か?」
「まさか」
「だよな」
「貴方が一個ずつの二個で私が八個」
「……」
「お待たせ致しました」
ダーリンが何故か呆れながらお金を払いお店を出る。