114歳の美女
 花香が目覚めた。
 隣に智也の姿は無かった。


 「星ぼん」


 花香が智也を呼んだ。

 「トイレかな」


 花香が起き上がって辺りを見渡した。
 人影は無い。


 「さては、帰ったんか」


 花香は唇を少し噛んだ。



 花香がテーブルの上のメモに気が付いた。




 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。また、必ず謝りに行きます。

              星田





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