114歳の美女
しのぶはその夜、真ん中の布団の中で、眠ろうか、否か、迷っていた。
(遅いな。今日は赤丸かな)
しのぶは隣のときを盗み見た。ときは布団の中に入っていたが、天井を見上げながら、悶々としている様子だった。
(泊りが続けば、お義母さんは動く。どう動くのか)
しのぶは義母の動きに、格別の興味を持っていた。
(川の字で寝るのも、後わずかかも。嬉しい!でも、ときさんには、悪い事をした。新婚で、今が一番楽しい時なのに。ごめんね。恨まないでね。これも、あなたの事を真に思う、あなたのお母さんの意思だから・・・)
しのぶはときの方に向って、心の中で「ごめんね」と言うと、眠りに就いた。
吉のと交代する金曜日が来た。
地獄と天国の間。
今週に対する、しのぶの感想だった。
(遅いな。今日は赤丸かな)
しのぶは隣のときを盗み見た。ときは布団の中に入っていたが、天井を見上げながら、悶々としている様子だった。
(泊りが続けば、お義母さんは動く。どう動くのか)
しのぶは義母の動きに、格別の興味を持っていた。
(川の字で寝るのも、後わずかかも。嬉しい!でも、ときさんには、悪い事をした。新婚で、今が一番楽しい時なのに。ごめんね。恨まないでね。これも、あなたの事を真に思う、あなたのお母さんの意思だから・・・)
しのぶはときの方に向って、心の中で「ごめんね」と言うと、眠りに就いた。
吉のと交代する金曜日が来た。
地獄と天国の間。
今週に対する、しのぶの感想だった。