114歳の美女
 外出、急ぎの方はTELされたし。

 黒板に1行記すと、智也は『café昔昔』へ。


 途中、智也は酒屋で日本酒を調達した。
 大通りを左折。


 『café昔昔』の少し手前辺りで、和服の女性が二人の男に絡まれている。

 和服の女性はときだった。
 智也はその場所まで走って行った。


 「姉ちゃん、付き合ってぇな。ちょっとの位やったらええやろ」


 男の声が聞こえて来た。


 「わいらとええ事せえへんか。ヒッヒッヒッヒッ」


 別の男の声がした。


 「着物の下は下着つけとんか」

 「ぼけ。はく訳無いやろ」



 「なあ、姉ちゃん、ええやろ」



 男たちはにやにや、にやにやと笑っている。




 「洟垂れ小僧が、何言うてけつかんねん。わいを誰やと思とんねん。どあほが」


 突然、ときがドスのある啖呵を切った。




 「ええっ!」



 二人の男が、ときの汚い言葉づかいに度肝を抜かれた。そして、同時に驚きの言葉を発した。











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