可愛く見られたくて・・・
手で食べるベーグルは麻美にとって食べやすいんじゃないかと

恵美が選択した

親友ならでわの気遣いだった


「懐かしいなぁ~。

 よくここで上司の悪口言ってたっけ!?

 オジサンはこんなトコには来ないからーって言って

 悪口喋り捲ってたら後ろに座ってて

 その日は2人して残業になったよねぇ~。」


「そうそう!

 あの日から1ヶ月近く睨まれてたよねぇ~。」


昔の思い出話がとても新鮮で楽しかった

時間が経つのも忘れて2人は話に夢中になった


私は倒れてから病院で修司という神様に出会い

修司の存在のお陰で頑張れたことなどを話した


「えぇ~!

 ドラマみたいじゃん!!

 いいなぁ~。なんかカッコイイ人だね★

 で、今はどうなってんの?!」


「・・・・。

 実はね、置手紙だけ残して…それっきり。」


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