可愛く見られたくて・・・
第三章 【 病院 】

・救急車

「おい…!

 おい…!

 大丈夫かっ!!」


通りすがりのサラリーマンが麻美の状態がおかしいことに気付く

ペシペシ麻美の顔を叩いた


「・・・・・。」


麻美の反応はない


「おい!

 やべぇぞ!!

 誰か!

 救急車!」


サラリーマンは必死で周りに助けを呼んだ


その声に気付いた買い物帰りのおばさん


「あら、あら、

 大変!

 どうしたの?

 大丈夫?」


「質問は後で!

 とりあえず救急車!!」


少し怒り口調でサラリーマンは自分の携帯を渡した

サラリーマンは懸命に麻美の顔を叩き

起こそうとしてくれている


「・・・・・・。」


相変わらず反応はない。。。


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