可愛く見られたくて・・・
「何で私が…。」


私は急にワンワンと泣き出した

大声に反応し

すぐさま看護師が駆けつけてきた


「林さん!

 どおしたの?

 みんながビックリして見てるわよ。」


看護師の言葉は冷たく私の心に刺さった


「笑いたきゃ笑えばいいじゃん!

 見たけりゃ見りゃぁいいじゃん!

 私には何も見えないんだから~!

 だれが見ていようと関係ない!!」


「ゴメンね。ゴメンね。」


看護師は誤りながら麻美を抱き寄せた


「辛いよね…。

 私、林さんと同じ年なの…

 林さんの気持ち痛いほど分かる…

 一緒に頑張ろう!

 林さんの力になりたい。」


看護師の声かけも空しく

私は聞き入れることなく泣いていた
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