赤ずきん様とオオカミさん




つまり私は小さくても、ブスであっても能力的には頑張っていると分かって頂けただろうか。

「赤鈴さん、有須川さんおはようございますわ。」

教室に足を踏み入れるなり、私たちに挨拶をぶつけるお嬢様方。
私は笑顔で「おはようございます」と返し、席についた。

有須川学園のAクラスは、勉強が進んでおり高校の内容は終わっている。
なので、基本マナーを極めている。
作法やお琴から社交ダンスやヴァイオリンまでやっている。
何気にハードである。




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