赤ずきん様とオオカミさん




それに最悪なことに後ろから数名、私をずっとつけている。

なんだ、また誘拐犯なのか。

「大神。ねぇ大神って...ば...」

忘れていた。

いつも私の一歩後ろに立つ大神は、私が逃げて家をしまったからいないのだ。

いつぶりだろう、一人になったのは。

私は大神がついてくれないと眠れないし、大神に起こされなきゃ起きれないし、常に一緒にいる大神がいないのは、凄く怖い。




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