先生に片想い♡
この声はまさか……
担任じゃんっ‼
え、あたし逃げてないよ?
サボったのばれたの?
マジありえないんですけど!?

「あの二人が授業にでてないんです。それより、先生も白石と喋らないでくださいね。」

「…?えぇ。」

「校長先生が"西川先生と小山先生は白石を特別扱いするので関わらせないように"と言う事なので」

はいぃぃぃ!?
校長先生までもあたしの敵なんですか!?
この学校マジありえなぁい‼

「…それは正しいんでしょうか?」

「え?」

「俺や小山先生は確かに、白石と仲はいいです。家にも行っています。ですが、それは白石の兄貴に用があって行きます。その関係で白石と仲がいいだけで特別扱いしようなんて思ってもないですが」

さすが体育教師‼
体育の先生って筋が通ってるねぇ~。
かっこいいよ、悠くん‼‼
担任の先生は悠くんを睨むようにそこから立ち去った。

「悠くんかっこいいねぇっ」

立ち去ったのを確認しながら莉奈は椅子に座った。
ほんと、すごい説得?(笑)

「白石、心配するなよ?」

あたしは頷いた。
どうにかして、乗り越えないとね。
誰かに頼るばっかりだとダメだから今ある自分の力で、出来る限り頑張ろっ。

「そろそろ5限目始まるぞ」

あ、昼休み終わりかけてたんだ…(笑)
どうしよ。4限目サボっちゃったからその勢いでサボるか。

「どうする?」

「6限目、小山先生の授業だよ?」

マジで‼
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