先生に片想い♡
「サボり‼(笑)」

「いいの‼」

……あたしはね。

「家庭教師三昧にまたなるぞ?」

いいもんっ。
多分お兄ちゃんか隼人くんだから。
あたしは視線を感じて周りを見渡すと輝を見る女の子が鋭い目で見ていた。
わぁ、怖いっ。
短髪で爽やかで男らしい……性格?らしいからねぇ~。

「また、ノートみせてね♪♪」

「ああ、いいよ(笑)」

「……げ。」

あたしは机に顔を伏せてため息をついた。
運悪い~。
なんで~…

「どした?」

「いや、担任に追っかけられてて……」

ほんと嫌なんだよね………

「白石‼」

「…………はい?」

あたしは小さい声で返事をした。
思ったように呼ばれた。
もぉ、ほんとしつこい‼

「授業はちゃんと出なさい。」

「………はい」

怒られちゃった~(笑)
まあこんな人生も楽しいでしょ?

「怒られてるし(笑)」

「いいでしょ?」

隼人くんのためにも、もう少し勉強するかな?(笑)
そしたら、あたしの事もみてくれてるかな?

担任の授業なんて聞く気になれずに落書きをしながら輝とこそこそ喋った。
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