先生に片想い♡
「どっちかっつーと……なる。自分の幸せな方を選べ。だが、赤ちゃんが産まれて赤ちゃんのためにならないなら産むな。」

「今おろしたら一生うめない?」

「個人差があるからなんともな…」

今のあたしを考えるときっと反対される……。
右ポケットでヴーヴーとなる。
……隼人くんだ。

「……泣き止むまでいていいから」

そう言って悠くんは下をむく。

決めれない……
学校やめてあたしどうするんだろ……
だからやめられない。
おろしたら、うめれないかもしれない。
だからうみたい。
…どっちもきめれない。



-隼人Side-

仕事が終わり、校長室へ呼ばれて行く。
……初日からなんだよ?

「小山先生、警告です。生徒と変な関係にならないでください」

「ご安心ください。」

「早まったんですが一ヶ月後に採用会議が行われる事になりました。気をつけてください」

「はい、それでは失礼します」

そう言って俺は校長室をでると、愛に電話をする。
……でてこねぇ。
何があった?
どうする?
探す……でもな。
多分、行き先は分かるんだけど今はいかない方がいいのか?

「先生~、今夜飲み会にいきませんか?」

数人の女の先生が誘って来た。
正直、今日はそんな気分じゃないから断ろうと思う。

「すいません、今夜用事がありまして……」

「残念です…。今度また行きましょうね」

「はい、そのときは。」

俺はそういいながら笑った。
俺、女の人と飲み会に行くのはなあ………
……それより、愛だ。
ディスクの上に置いた、携帯のバイブが鳴り、帰る支度をしながら電話にでた。




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