先生に片想い♡
………退学?
「俺ら、付き合おう」

はぃ?
どこに?
何が?

「夜だよ?」

「違う。」

隼人くんはちらっとこっちをみる。
ん?
付き合おう=付き合って欲しいところがある
じゃないの?

「……ん?」

「好き」

ほんとに?
嘘じゃない?
だって昨日の今日だよ?
それに……

「付き合うって……」

あたし、妊娠してるよ?
隼人くん、先生だよ?
…いつも、外見ばっかり気にするけど……

「もし、何かあったら俺が守る」

担任も校長も怖くない。
隼人くんが傷つくんじゃないかって怖い。
なんでそんな事が言えるの?
……嬉しいのに。

「そんなに簡単に言えるの?」

あたしは涙がでそうになるのを堪えてると隼人くんが自分の服の袖で涙を拭ってくれる。
……汚れちゃうよ。
隼人くんの事が好きだけど先生とせいとだよ?
だけど諦める事が出来ない。


「隼人くんが………好き。」

「知ってる」

そう言うと、隼人くんが笑うからあたしも笑ってしまった。

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