先生に片想い♡
「謹慎って何したの?」

……あ、ばれてる。
家にも連絡きたんだね……

「お兄ちゃんとかおりてきて話すね」

「うん」

「お母さん…」

あたしはテーブルの方に座って上半身をテーブルへのせる。
隼人くんとお兄ちゃんきて、隼人くんにここ座って貰って向き合うようにして………

「もし、だよ?」

「うん」

「妊娠してたらなんていう?」

「え~?」

お母さんは笑いながら食器を洗っている。
そんなの、ありえないから考えられない?
明日から、反省だね……

悩んでいると、お兄ちゃんがはいってきた。
「隼人くん、こっち座って」

お母さんもお兄ちゃんも集まってきた。
怒られてもすぎたことなんだから…
隼人くんは隣に座るとあたしの手をギュッと繋いでくれる。

産まない…
だから、ちゃんと伝えよ。

「妊娠……した」

お兄ちゃんはびっくりした。
お母さんはやっぱりって感じだった。

「……相手は隼人?」

お兄ちゃんはそう聞いたけどあたしは首を横にふった。
…違う。

「おろしたいの」
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