先生に片想い♡
「あ、めぐっ♪座ってて~」

「…うん」

めぐは楽しそうにミルクティーをもってきて座った。
言わなきゃ。

「病院、いってきた。」

「どうだった?」

「…ダメだった」

「どういうこと?」

莉奈は少し困った顔をした。
えっと……

「おろせないって」

「…え。」

「………だから。学校やめなきゃ」

……ごめん。
ほんとの事を莉奈だけには伝えて知って欲しかった。
ほんとは莉奈と一緒の学校生活をおくってお兄ちゃんや隼人くんと同じ学校の卒業生だよって自慢したかった。
友達を……やめてほしくない。

「あたしはこんな歳でこどを産むけど……嫌いになってほしくない」

「…そんなの、当たり前だよ」

……ありがと、莉奈。

「男はどうするの?」

うーん…
パパの存在は必要……だよね?

「隼人くんが"父親になってやる"って言ってくれたんだけどそれは隼人くんに迷惑かけちゃうし…」

隼人くんには関係ないし隼人くんの子供じゃないし……
なってほしいけど。

「輝にゆえないし…」

多分、"俺も育てる"って言いそうだから言えないし…
なんとかなるよね。
だからお母さんに助けてもらわなきゃなぁ。

莉奈とはなしをしてゆっくり家に帰った。

「……お母さん、月曜日に退学届だすから一緒にいこ」

「……わかった」

お母さん、ごめんね…
今まで学費払ってくれて。
あたし、母親として生きるから………

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