力のある者
「やることもすごいなぁ~ナギ君」
「一発で飛竜討伐なんて、できるもんじゃないですよね~」
「うんうん♪」
また羨ましい話がされていた。

 フォーレって人の部屋についた俺たちはノックをし中に入った。
「失礼します・・・・」
「どうぞ・・・・」
「!?!?!?!?」
そこにいたのはさっき馬車の中でぐったりしていた少女だった。
「そこらへんに座って頂戴」
自分も座っているカーペットを指さした。
俺は返事もせずに座った。
「今度仕事を一緒にする、フォーレ・スランポスト15歳ですよろしくっ♪」・・・・さっきの態度とえらい変わりようだな・・・・・。
「ナギの噂は聞いてるよ、飛竜一撃で倒したんだって?」
「うん、それはどうも」
「魔法使いなんでしょ、だったら作戦立てるのは簡単ね。ナギは補助と攻撃私は一撃を喰らわす役ってことで・・・・。いいでしょナギ?」
ナギって呼び捨てにしてるんだしフォーレでいいか。
「フォーレは武器なんなの?」
「そこにある銃、私ガンナーだから」
「ふ~ん」
「それより、さっきの答えは?」ずいっと俺に近いてきた。
こんなに近寄られると何を答えていいかわからなくなってくる。
「・・・・いいんじゃない―――――」
「じゃあ、決まりねっ♪」こんなのだったら作戦立立てる意味ないじゃん・・・・
「うわっ!」
フォーレはいきなり俺に抱きついてきた。
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