力のある者

「わぁぁぁ！ファルトの世界樹って大きいねぇ・・・・。それにマナがとっても豊かな所なんだね」
「あっ、さっきの話の続きをしなくちゃ。おいらの世界は魔物にマナを吸い取られてしまって・・・・・滅びちゃったんだ・・・・・・。それで、次はここだから、それお告げに着たのさ。今の話は分かったね？これをちゃんとギルドってのに言ってね。おいらはもう長くないんだ・・・・・」
俺は、足を滑らせないように街へ降りていった。
「あそこ、何か騒ぎなってるよ？何だろう」
そこには、さっきの兵士とピエロのような人と、そのピエロみたいな人にひざまずいているおじさんが居た。
「お・・・お許し下さい・・・。ガガゼト様・・・・・」
「お前は街を出てはいけないという、この街の決まりを破った、決まりを破るお前の正体は世界樹を狙う他国のスパイなのだろう？」ガガゼトと呼ばれた人はゲッゲッゲッゲと笑ってからそう言った。
「め、めっそうもない。私はただ、病気の娘のために薬草を取りに・・・・。スパイなどでは・・・・」
「疑わしきは罰せよ・・・。こいつを街から追放しろ！」またしてもゲッゲッゲッゲと笑ってから言った。
「はっ！」兵士は頷きおじさんを立たせ歩き出した。
「そんな無茶苦茶だー！」足を止めて言った。
「私はこの街の平和を守っているのだよ？行くぞっ！」
「はっ！」また兵士は頷いた。
「まて！」
「！！」