力のある者
「まぁ、早くギルド行こうよ。お前も早く寝たいだろ」
「まあね、行こうギルドへ！！」
　俺らは商店街を抜けギルドへ向かった。
「こんばんは」リバースが言った。
「ようこそ、君たちをゲストハウスに案内するよ」
「・・・あのぉ・・・、ガンナーのフォーレとかゆうひとはまだなんですか？そろそろ帰ってきてもらはないと、作戦が立てられないんですよね～。どんな人かによっても作戦は変わりますからねぇ」ぼそぼそと口をあまり動かさずにマルトだけに聞こえるように言った。
「そうだな・・・、なるべく早く呼び戻すよう手配する・・・・・」
「お願いします」
「それでは、ゲストハウスへ案内するよ」
「君の階級は？」
「えっとぉ・・・・、七級です」
「ほほー、私より一つ上か、すばらしいね、君は」
「はぁ、どうも・・・・」
「それでは、ビショップですね」俺とマルメのやり取りを聞いていた少女がいった。
「フォーちゃんが帰ってくるまでの利用ですよね」フォーちゃんはフォーレって人のことか・・・・。
「はい・・・・」
「じゃあ、案内します」少女はニッコリと笑い、俺に背を向け、カウンターから帳簿らしきものを手にギルドの外へ通じるドアへ向かっていった。
「ナギ君、彼女はゲストハウスを管理するヒバリだ・・・彼女についていきなさい・・・・」言われなくても分かるっての。そんなに俺が子供で心配かよ・・・・。どこ行ってもそうだった、店でも・・・、宿でも・・・俺を子供として見ている。
「わかりました・・・」
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表紙・目次

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