PINKY!!!!
小悪魔君





…チーーーーン


耳まで真っ赤なあたしと
なぜか楽しそうにニヤついてる男の子



…小悪魔めっ




桜の花びらが舞って二人の間を流れた

『お前、花ノ丘高の1年だよな?』


「う、うんっ」

『俺、1-3の山田涼介!!涼介って呼べ!!』

「あ、あたしは1-4の佐倉唯香・・・


同じクラスゥっ!!??」


『あ、やっぱり。俺昨日お前見たもん♪』

「あ、よろしk『あああっ!やばいっ!!』


涼介君はせっかくあたしがよろしくって言おうとしたのに

突然叫んだ。


「どしたの?」


『8時30分すぎてる・・・」





2度目のチ―――ン・・・



『「うぁぁぁぁぁぁ!!!」』



あたしと涼介君は走り出した


入学初日、遅刻決定の瞬間


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