キスマーク
愛されたのって…何か月ぶり?
女の影を感じてから夫は私を求めることはなくなった。

「ママ あれとって…。」
夫が私を呼ぶのは 家族として同居人としてだけ。

私の身体の全てを知りつくしていた彼に
抱かれて 私は女に戻った。
私の羞恥心を解放するように 彼が甘く優しく
そして激しくつきぬけていく…。

「相変わらず真っ白だね 肌の色。
女はたくさん抱いたけど この白い肌に勝る女はいなかった。」


彼の唇が 私の肌を力いっぱい吸う。

「痛いっ…。」

彼は容赦なく痛いキスを全身に浴びせた。
白い肌に咲いた無数の赤い花びら……。

「夫にみられたら困るわ。」

見るわけなどない・・・・・。

「きれいだよ。全身に赤い花が咲いたみたいだ。」

起き上がった私をまた 彼が
ベットに引きずり込んだ・・・・・。

「帰らなきゃ・・・・。」


「もう少しだけ・・・・・。」
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