キスマーク
家に帰っていつもの私に戻る。

子供たちの世話をやいて 裏切り者の夫の帰りを待つ。

「ただいま。」

「おかえりなさい。おつかれさま。」

いつものように時は流れるけれど
一つだけ違う事が増えた。


ねぇ…あなたが私を求めたら……
私の体の赤い花を見て どんな顔をするのかしら。


「うふふ・・・。」
想像したら楽しくなった。

「今日はご機嫌だね ママ。」

夫が私を見て怪訝そうに言った。


「ええ。買い物の帰りに見た 真っ赤なお花が
とても綺麗だったの。」


洋服の下に隠された真っ赤なキスマークは
私の中の女を目覚めさせる・・・・。
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